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私のおばあちゃん。③

どうも僕です。

5年前に叔父が戻ってきて
家を建て替えたおばあちゃん。

私に話しかけてきた知らないおばあちゃんが言った

「年寄りは住みなれた家を建て替えたら、調子が悪うなるけえ
 気をつけときんさいよ。」

不吉な言葉は本当で、あれだけ元気で生命力に溢れていた
おばあちゃんは気力も体力もみるみる無くなって。

が、元々の気力は凡人ではないので
それでも朝早く起き、畑に出て仕事をする毎日。
ただ変わったのは、手を休め遠くを見る回数・時間が多くなったこと。

そして、大きなため息が多くなり
「息がたまに苦しくなる。」と。
3年ほど前から呼吸器を日に一定時間吸うようになりました。

最近は普通に歩くのも辛いらしく、杖をつくように。
しかしその杖は寸角の只の棒。
握りにくいその棒で「充分。」と使用するのです。
もちろん購入している杖もあるのですが。


辛抱人のおばあちゃんは、子供や孫にはお小遣いをよくくれるのですが
自分のこととなる一切といっていい程お金を使いません。
服も縫い直して着、昔からお化粧もしません。
以前の家では食事も質素で、夜も小さな灯りで過ごしていました。
ガスも使わずに、炭で食事も煮炊きしていました。
もちろんエアコンも無く、冬はストーブも点けません。
そういう生活を一人でしていたおばあちゃん。
毎月家賃収入も入ってくるのに・・・。


そんな、質素な生活を続けていたおばあちゃんは現在
エアコンの効いた部屋で食事も作ってもらい
使いやすい間取りやトイレで便利な生活を送っています。
老いが急に早くなった原因はそんなとこにあるのか・・・。


『100歳まで生きるんじゃ。』
もう何年も前から言っているおばあちゃん。
気力溢れる瞳を見ていると
周りも皆、このおばあちゃんなら生きれるなと。






そんな、元気だったおばあちゃんは8月21日午前8時
心不全で亡くなりました。


土間で倒れていたおばあちゃんは、発見時もう息は無かったとのこと。
頭には痛々しい打った傷が2箇所。
もしかすると、それが原因かもしれません。
エプロンもし、時計もはめていたので
いつもの朝だった筈なのですが・・・。


働き続け、動き続け
休むこと止まることを知らないおばあちゃん。
小さな体で、走り続けたおばあゃん。
いつも安物のアナログの腕時計をはめ、
「あー、もうこんな時間じゃ。わしは忙しいんじゃ。」と
楽することを知らなかったおばあちゃん。



もうゆっくりお休みください。

そして、私も何年先か分かりませんが
また会える日を楽しみにしております。


それまでおばあちゃん、バイバイ。

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ど僕さまの素晴らしいおばあさまの
ご冥福を心よりお祈りいたします。

私の祖母も住み慣れた家から移り体調を崩して入院し
退院することなく介護施設で亡くなりました。
ある理由で葬儀やお墓参りにも
行くことが出来ませんが子供の頃に遊びに行った
実家の跡地には密かに訪れて祖母のことを
思い出しています。

こんばんは。

おばあ様の人生。
日本が一番揺れ動いたまっ最中だったんですね。
でも、苦労を苦労と思わず、愚痴も言わず、ひたすら働いて来られたのですね。
もう、私なんか頭が地中に埋まってしまうほどです。(^_^;)

住みなれた場所がなくなって、便利になって、居場所がなくなったと思ったんじゃないでしょうか。

おばあ様のご冥福をお祈りいたします。

お祖母様のご冥福をお祈り致します。

とっても切ない話なんですが
こう言っては何なんですが読み終えると何となくホノボノして
優しかった祖父母を思い出しました。
お彼岸には墓参りに行こうと思います。

うーん・・・悲しいですね。

ご冥福をお祈り致します。

ご冥福をお祈りいたします。

まだ薄暗い早朝、
畑の中からひょこっと顔を覗かせて
『早ようから偉いね~』
と、犬の散歩にでかける私にいつも優しく
お声をかけていただきました。
おばあちゃんのほうが、よっぽど早いのにね。
おばあちゃんのほうが、よっぽど偉いよー
おばあちゃん お疲れ様でした。

心よりご冥福をお祈りします。

あぁぁ~ン(。。
泣けてしまいましたよ(。。

おばあちゃんがウチの母と被ってしまいました(。。

命日が一日違いで、同じく急性心不全ってところも何かの縁なのでしょうか?

激動の時代を生きぬいてきた昔の人は凄かったですよね。
同じマネを自分が出来るのかと自問しても、答えは出そうにありません。

慎んでおばあさんのご冥福をお祈り申し上げます。

おばあちゃん、お疲れ様。尊敬するおじいちゃんと永遠に一緒です。

ほんとに またね!!ですね♪

文章を読んでるとカズさんのおばあちゃんへの思いがひしひしと伝わってきます。いいお話をありがとうです♪

Re: タイトルなし

>ライダー様

ありがとうございます。

やはり住み慣れた家を移ると体調を崩すんでしょうねー。

跡地に密かに訪れる・・・。
いいですね。
私の場合、新しい家と住人がおりますので
おばあちゃんが毎日仕事していた畑を眺めて
沢山ある想い出を一つずつ思い出そうと思います。^^

Re: こんばんは。

>蜩さん

ありがとうございます。

激動の昭和を生きたおばあちゃんに
もっと戦争や当時の生活のこと等
まだ、元気なうちに聞いておけばよかったと今
後悔しております・・。

そういえば、住み慣れた家は不便だらけでしたが
毎日の生活のリズムが大事だったのかなと思います。
5時前にお風呂の準備(薪風呂)を始め
沸く間に食事の支度をし、そしてお風呂上りの体操をし
食後は仏壇に手を合わせ夜は早い・・・
そんな生活の連続が大事だったのかなと。

少し、前の家のままだと老いるスピードも全然違い
今も元気だったんじゃないかと思ってしまいます。

Re: タイトルなし

>エコエコ薪ストーブさん

ありがとうございます。

ホノボノして頂けて嬉しいです。

私は悲しいのではなく、少し寂しくなっただけで
おばあちゃんは平均寿命を生きる事ができたので
充分だと思っております。

私も墓参りの回数が増えそうです。^^

Re: タイトルなし

>みやっちさん

ありがとうございます。^^

少し、寂しくなりましたが寿命ですね。

Re: タイトルなし

>プティコションさん

ありがとうございます。^^

Re: タイトルなし

>もんちゃん

ありがとうございます。

まあ、あれですね、
もんちゃんは、おばあちゃんからしてみれば
『早ようから偉いね~』は孫の歳なので。^^

おばあちゃんは、前まで家では一人だったので
よく通りすがりの方に話しかけていましたね。
もんちゃんも、話し相手になってくれて
ありがとうございました。^^

Re: タイトルなし

>銀蔵さん

私も銀蔵さんのお母様の訃報を読み
ビックリしました。

後輪では、お母様の大変ご苦労なさって
銀蔵さんを育てられ目の不自由な体での
お仕事、私の祖母どころのご苦労ではないですね。

銀蔵さんのお母様の記事、実はサラっとしか読んでいないのですよ。
真朋に読むと泣いてしまいますから。

そういえば、祖母がなくなったその時間
外はありえない程の大雨でした・・。

Re: タイトルなし

>mituさん

そうなんですよ。

祖母は祖父に「よくブチ殴られた。」「給料は一度も貰ったことがない。」
等、今なら即離婚のようなことを話してくれましたが
祖父を尊敬していました。
時代がそうだっただけではなく、
深く信頼しあって繋がっていたんだと思います。^^
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Author:ど僕
74年製の小排気量のポンコツです。
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